季節物家電の中でも収納がしづらい扇風機。ほかのものと重ねられず高さもあることから、収納スペースでは案外場所を取ってしまうのが扇風機の特徴です。春から初秋にかけてなど使用期間が長かった場合はホコリ汚れも目立ち、収納方法に悩むケースもあるでしょう。
そこで今回は、扇風機の掃除方法や上手な収納の仕方、おすすめの収納場所を解説します。季節物家電の保管におすすめのレンタル収納サービス「モノオク」についても触れているので、扇風機などのしまいにくい荷物の保管に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
部屋の空気を吸い込んで風を送る扇風機は、ワンシーズン使っただけでも多くのホコリが付着します。涼しくなって扇風機を収納する際は、翌シーズンに気持ちよく使用するためにも汚れを落としてから保管しましょう。
扇風機は機種により分解できるものとそうでないものがあります。一般的な置き型の首振り扇風機は分解できる場合が多く、タワー型やサーキュレーターなどは細部まで分解できないケースがほとんどです。
分解できる扇風機の場合、前面カバーからパーツを外していき、プロペラや背面など各パーツのホコリ汚れを落としていきましょう。
〈分解できる扇風機の掃除方法〉
電源コンセントを抜き、取扱説明書通りに各パーツ(前面カバー、プロペラ、支柱など)を外す
大きなホコリやモーター部分のホコリを掃除機で吸い取る
分解したパーツの汚れを水拭き雑巾で拭き取り、乾拭きする
水分が完全に乾くまで乾燥させる
分解と逆の手順でパーツを組み立て、元の状態に戻して完了
〈分解できないタワー型扇風機の掃除方法〉
吸気口に溜まったホコリを乾いた布や掃除機で取る
タワー全体を固く絞った水拭きや乾拭きで拭く
フィルターのあるものはフィルター交換の時期を確認し、必要に応じて交換して完了
〈分解できないサーキュレーターの掃除方法〉
前面カバーや枠パーツなど、外せるパーツがあれば外しておく
ガードの隙間やプロペラのホコリを掃除機で吸い取る
掃除機ブラシでキレイにできない細かなパーツは布などで掃除する
取り外したパーツを逆の手順で組み立てて完了
こびりついて落ちない汚れは洗剤や重曹などを上手に使うとキレイになります。水以外のもので扇風機を掃除した際は、洗浄成分などが表面に残らないよう仕上げの水拭きと乾拭きも忘れずに行ないましょう。
扇風機の保管は、組み立てたままでも、分解した状態でも問題ありません。それぞれにどのようなメリット・デメリットがあるのかを知り、自宅の環境に合わせて保管できるようにしましょう。
扇風機を組み立てた状態で保管する場合、以下のようなメリット・デメリットがあります。
扇風機を組み立てた状態で収納すると、必要になったときにすぐ使用でき、パーツの紛失や組み立ての手間など面倒な要因をあらかじめなくしておけます。
ただし、気づかないうちに上から荷物が落ちていたり、荷物の入れ替え時に倒したりすると、破損の原因になる点には注意が必要です。
収納前にせっかくキレイに掃除しても、保管中にホコリを被る可能性もあるため、組み立てた状態の場合は保管の仕方や収納場所に気をつけることがポイントです。
分解できる扇風機の場合、分解した状態で保管すると以下のようなメリット・デメリットがあります。
分解した扇風機は、購入時の箱や適当なサイズの段ボールなどに入れて収納します。
扇風機を分解して収納すると、組み立てた状態に比べて省スペースで収納でき、保管中に汚れる心配もない点がメリットです。しっかりした箱や丈夫なケースならほかの荷物と重ねられるため、収納スペースを無駄なく活用できるでしょう。
デメリットとしては、翌シーズンやすぐ使用したいときに組み立てから行なわなければならず、保管中、ネジなどの細かいパーツを紛失する可能性がある点です。なくしやすいパーツはひとまとめにして養生テープなどで本体に留めておくと良いでしょう。
また、似たような箱の荷物をまとめたり、違う季節に使用する荷物と一緒にしまったりすると、扇風機がどこに収納してあるのか分かりづらくなります。扇風機の付近には、扇風機と同じ時期に使用する季節ものを一緒にまとめておくなど、取り出すときのことを考えた工夫を取り入れましょう。
使っていない扇風機を目に付く場所に置いておくと圧迫感があり、インテリアの邪魔になりやすいことから、基本的には目に付きにくい場所に収納するのがおすすめです。
高温多湿に弱い布製品や木製品に比べると、扇風機などの家電は収納場所に縛りがありません。浴室付近など極端に高温多湿になりやすい場所を除けば、物置きや納戸、屋根裏などあらゆる場所で保管できるでしょう。
候補としては、ロフトや押入れ、クローゼットやトランクルームがおすすめです。もし、分解せずに保管する場合、ホコリを被らないようにゴミ袋やビニール袋を被せ、ビニールの口を紐などで縛っておくとすっきり見えます。収納スペースに空きがなく部屋に出しておくしかない場合は、デザイン性のある扇風機カバーを活用してインテリアの一部に馴染ませましょう。
パーツが多い扇風機を分解して保管する場合は、分解前の状態を写真に撮っておけば、組み立て時の参考になります。分解すると高さが減って収納しやすくなり、しまえる場所の候補も増えるでしょう。
扇風機を収納できるスペースがない場合、年間通して活用し、収納しなくて良い環境にするのも一つの方法です。「扇風機は夏だけ」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実は扇風機は、以下のように夏以外も活用できる便利な家電です。
〈扇風機の活用方法〉
室内干しが多い家庭では、扇風機があるのとないのとでは、洗濯物の乾くスピードに違いが出てきます。夏や冬はエアコンの風を扇風機で循環させることで冷暖房効率を高め、すばやく部屋を適温にでき、節約にもなり一石二鳥。
湿気や臭いを逃がしたり、外の新鮮な空気を取り入れて部屋の空気をリセットしたりする際は、年間通して扇風機を活用できます。
一年にわずかな期間しか使用しない季節物家電は、自宅に保管するとどうしても収納スペースを圧迫します。収納スペースが足りずに困っている場合、「モノオク」で荷物を保管すれば、自宅の収納スペースを無駄なく使えます。
モノオクは荷物を預けたい人と、空きスペースを活用したい人をつなぐ、レンタル収納サービスです。以下では、季節物家電の保管にモノオクがおすすめな理由をご紹介します。
モノオクは、自宅近くの空きスペースを探してすぐに利用できます。モノオクを利用するための手続きはすべてWeb上で行なえ、審査などもないため、急いで荷物を片付けたいという方にもおすすめです。
空きスペースを利用する際の料金は、借りるスペース(1畳~)の月額料金のみで、初期費用や管理費用は発生しません。扇風機意外の荷物をまとめて預けたい場合も、1畳以内で収まれば、そのスペースの最低月額料金で様々な荷物を預けられるでしょう。
また、荷物を預ける期間はホストとの相談次第で延長も可能です。扇風機のようにワンシーズンしか使用しない家電や荷物があれば、まとめて預けることで自宅の収納スペースを今より有意義に活用できるのではないでしょうか。
扇風機は収納前に分解や掃除をして、自宅の環境に合わせた方法で収納しましょう。
組み立てた状態の場合は使い勝手が良く、次に使用するときも手間がかかりません。分解した状態では収納しやすくなる代わりに次に使用するときの手間が増えたり、部品を紛失するリスクが出てきたりします。
いずれの状態でも、トラブルを想定した工夫ができれば、次のシーズンまで安心して扇風機を保管できるでしょう。
もし、自宅に扇風機を保管できるスペースがなく困っているなら、季節物家電やそのほかの荷物もまとめて預けられるモノオクの利用をご検討ください。