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2021/7/21(水) 00:00

工具を保管する際の注意点は?保管前のお手入れ方法を紹介!

お手入れ前の工具

DIYなどの趣味や仕事などで、工具を使う方は少なくないでしょう。1つの工具を長く使うには、使用中だけではなく保管時にも、さまざまな点に注意する必要があります。工具は適切な場所に保管しなければ、破損や劣化の原因になり、精度が落ちてしまうためです。

この記事では、工具を保管する際の注意点と、保管前のお手入れ方法を詳しく紹介します。

「どこに工具を保管すれば良いかわからない」「工具を保管する際のポイントが知りたい」「保管前の手入れ方法が知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

工具を保管する際の注意点は?

冒頭で触れたとおり、工具は適切に保管しないと破損や劣化が生じてしまいます。そうならないよう、工具を保管する際には以下の3点に注意しましょう。

ホコリや水滴は大敵

工具と一口にいっても、ドライバーやスパナ、ペンチ、電動ドリルなどさまざまありますが、その大半は金属でできています。金属はホコリや水に弱く、これらを工具に付いたままにしておくと、金属部分がサビて工具が劣化することになりかねません。

工具にサビが付くと、工具の精度が落ちるだけでなく故障が起きやすくなるため、注意が必要です。

基本的に工具は湿気に弱いと考え、使用後は必ずホコリや水滴を拭き取ってください。手入れをしたあとは、湿度が低くホコリの少ない場所で保管するようにしましょう。

押入れやクローゼットはおすすめしない

押入れやクローゼットを工具の保管場所にする方もいますが、あまりおすすめはできません。これらは、狭く通気性が悪いため湿気がたまりやすく、工具にとって良い環境とはいえないからです。

使用後にホコリや水滴を丁寧に拭き取っても、湿度の高い場所で保管していては手入れの効果が半減してしまいます。工具を保管する際は、できるだけ湿度の低い場所を選びましょう。

湿気対策として、工具箱内の湿度が上がらないよう定期的に工具箱を開けて換気できれば良いのですが、それでは手間がかかってしまいます。この場合は、工具箱のなかに乾燥剤を入れておくのが有効です。工具と一緒に乾燥剤を入れておけば、簡単に工具箱内の湿度を適切に保てます。

温度管理しやすい場所を選ぶ

湿度は温度によっても変化するため、空気中の水分量が同じでも、温度の高い場所のほうが湿度は高くなります。つまり、年間を通じて温度管理がしやすい場所は湿度もコントロールしやすく、工具の保管場所に適しているということです。

例えば、倉庫や物置は大型工具も収納できますが、屋外に設置されていると外気温の影響を受けやすく、工具が傷むことが考えられます。そのため、倉庫や物置を利用する場合は、温度・湿度管理に注意が必要です。

温暖湿潤気候の日本では、6月~8月は特に高温多湿になります。この時期でも適切に温度・湿度を管理できるかどうかが、保管時のポイントの一つといえるでしょう。

工具を保管する前にやっておくべきお手入れ

お手入れ前の工具

工具を保管する前には、適切な手入れが必要です。手入れを怠って保管すると、次に使用する際に支障が出てしまいます。

ここでは、工具を保管する前の手入れ方法について解説します。

ホコリや水分を拭き取る

先述のとおり、ホコリや水分はサビの原因になるので、保管前には乾いた布などでしっかりと拭き取りましょう。特に水分は工具の大敵です。濡れてしまった場合は、できるだけすぐに対処してください。

工具の汚れを落とす際は、金属用のクリーナーを使用する方法がおすすめです。ただし、クリーナーを使うと、頑固な汚れや細かい傷とともに、工具の油分も落としてしまう可能性があります。

工具に油分がなくなると可動性が悪くなり、作業にも影響が出ます。汚れを拭き取ったあとは、潤滑油を吹きつけておくようにしましょう。

潤滑油には、防錆効果を持った防錆油と呼ばれるものもあります。工具の操作性が向上するだけでなくサビ対策もできるため、積極的に活用してみてください。

すでに付いているサビを落とす

基本的に、工具の金属部分には摩耗などを防ぐためにメッキ処理が施されています。ただし、刃物部分は性能低下を防ぐためにあえて保護処理がされていない場合があり、他の部分よりもサビやすくなっています。また、保護処理されている部分をどれだけ手入れをしっかりしていても、長く使用しているとサビが付いてしまうことは少なくありません。

そのため、工具の保管前にはサビが付いていないか確認し、気になる部分がある場合はクリーナーを使って落としてください。

工具のサビを落とす手順は以下のとおりです。

1. サビを削り取る

まず、パーツクリーナーなどを使ってサビを落としましょう。スチールウールのたわしなどでこすると、より落ちやすくなります。細かいサビや最終的な仕上げには、歯ブラシなどを使用してきれいにしましょう。

2. 削った部分をオイルでコーティングする

サビが削れたら、乾いた布でパーツクリーナーを拭き取ります。クリーナーは工具の油分も奪ってしまうため、必ず最後に潤滑油を塗布しましょう。

工具の保管場所に適した環境とは?

工具箱に収納されたラチェットなどの工具

工具の保管場所を選ぶ際には、次の4つのポイントを押さえておきましょう。

1. 直射日光が当たらない

工具に直射日光が当たると、劣化や損傷の原因になります。工具箱や倉庫に日が当たることで内部の温度が変化し、工具に悪影響をおよぼすこともあるでしょう。そのため、工具も工具箱も、できるだけ日光の当たらない場所で保管するようにしてください。

2. 工具を置けるスペースがある

工具の保管には、十分なスペースを用意しましょう。狭いスペースに工具を無理に詰め込むと、工具同士がぶつかって傷が付いたり、落下して破損したりする可能性があります。

3. 適切な温度と湿度の維持

温度・湿度の適切な管理は、工具の精度を保つための必須条件といえます。年間を通して温度が一定で、湿度が低い場所を選びましょう。同じ空間内でも、入り口から遠い場所は湿気がたまりやすくなるので、注意してください。

4. 取り出しやすさ

必要なときに、すぐ工具が取り出せることも大切なポイントです。市販の収納ラックやボックスを利用し、整理整頓しておきましょう。

工具の保管場所に困ったらモノオクで解決!

工具の精度を落とさず長く使うためには、適切な保管場所を選ぶ必要があります。しかし、「自宅に十分な保管スペースがない」「工具の保管に適した温度・湿度を保てそうにない」など、お困りの方も多いでしょう。

そんなときは、モノオクの利用がおすすめです。

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レンタルルームやコンテナの多くは郊外に設置されているため、自宅から距離が遠く利用しづらいこともあります。その点、モノオクは自宅に近い保管場所を探せるので、預けるのも取り出すのも楽に行なえるでしょう。

自宅近くのスペースを保管場所にすれば、こまめな工具の手入れも可能です。スペースのホスト(貸主)との交渉次第では、預けている間の取り出しもある程度自由に行なえます。

一般的なトランクルームの料金は、東京都の場合1畳15,000円~/月となっていますが、モノオクでは6,000円~/月で利用できます。

また、契約中に荷物が破損する、もしくは紛失・盗難にあうなどのトラブルが起きてしまった場合には、最大10万円(免責金額3,000円)までの補償もあるため、安心して荷物を預けられるでしょう。

まとめ

工具の精度を保って長く使うためには、使用中だけでなく保管方法にも注意が必要です。

保管前には、工具に付いた汚れや水滴をきれいに拭き取り、防錆油などでサビ対策をしましょう。工具の保管場所はホコリが少なく、温度・湿度を適切なレベルに保てるスペースがベストです。

自宅にそのようなスペースがない方は、モノオクの利用がおすすめです。モノオクのWebサイト上には、全国のホストが提供しているスペースが掲載されており、自宅から近い場所を一般的なレンタルルームよりも安い料金で利用できます。

会員登録は無料なので、大切な工具を安心できる場所で保管したい方は、ぜひご利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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